ヤベーやつマンガ大賞を決めたい。
エントリーは4作品。
まず、TALIの2作品。
『ギリギリ遮る片桐さん』は最初はおっぱいを見たい男子とそれを妨害する女子という単純な関係に笑いを見出す作品だが、やがて巨乳の大木さんや彼女を自称する小団扇の登場で混迷が増していく。
『そのとき修羅場が動いた』は『ギリギリ遮る片桐さん』のヤバい女路線を発展させたもので、策略家、演技派、全身整形の3者が牽制しあいながら主人公のヒロトを奪い合う物語だ。全身整形の字面がすごい。
次に、『恋するワンピース』。
高校のとあるクラスに揃った、海賊王(ルフィ)というキラキラネームをつけられた少年と、菜美(ナミ)という名前の少女のラブコメ、と思いきやそれを嘘風(ウソップ)というヤバイやつがぶち壊すというギャグ漫画だ。あの有名な伊原大貴が書くジャンプ編集部公認ワンピーススピンオフで、初期はだいたい爆発オチだった。
最後に、『少年のアビス』。
とある田舎町の少年を、町から出したくないヤバイやつらと町から解放させたいヤバイやつらが争いつづける群像劇だ。簡潔にまとめると、息子を溺愛する母親と、そんな母親から少年を奪い取りたい担任の女性教師という対立軸になるだろう。そしてその周囲を非力な少年少女が飛び回っている。
さて、ヤバイやつマンガ大賞は。。。
今後に期待をこめて、
『少年のアビス』
※こいつは奪い合われている少年ではありません。
正直、ギャグ漫画はギャグの限界(ネタ切れ)が出てしまう所があると思います。『少年のアビス』はあくまでサスペンス調で攻めている点が強みではないでしょうか。まあどの作品もこんな勝負させられるつもりで描かれてないだろうけど。